企画セッション「リスク評価技術の制度の連携を通じたリスクガバナンス:
事例研究に基づくガバナンス戦略の立案に向けて」
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物質や製品の流れの制御とリスク評価技術の連携を通じて我が国の環境リスク管理は進んできたが、屋内貯留分を対象とした評価は必ずしも明示的ではない。一
定期間の寿命を有する物質・製品は、閉鎖空間内での曝露に寄与する成分であるとともに、災害時には潜在的排出源となる。環境内でストックされている化学
品・製品の管理が従来のフロー制御を相補うことでリスク管理システムが機能構成上完結し、ひいてはWSSD2020の達成目標に貢献することが期待され
る。 本セッションでは,演者らが行った指標製品・化学物質に対するフロー・ストック推計結果,ならびにリスク削減策がストック由来リスクにおよぼす影響の相互依存性解析結果を議論に必要な情報として提供するとともに,リスクガバナンス戦略の立案に向けて討論を行う。 |
演者候補 1: 小島 直也 (大阪大学大学院工学研究科) リスク評価技術と制度の連携を通じたリスク評価の展開 2: 薛 面強 (大阪大学大学院工学研究科) 家庭におけるマテリアルフロー・ストック由来化学物質のリスク評価 3: 町村 尚 (大阪大学大学院工学研究科) リスク評価における相互依存性解析プロトタイプモデルを用いた冷媒・空調機器に関する政策評価 4: 周 靚 (大阪大学大学院工学研究科) SOMによる化学物質の分類結果から見た事例研究の位置づけ・意義に関する考察 5: 杉之尾 大介 (大阪大学工学部環境・エネルギー工学科) 制度連携を含むリスクガバナンス手法の検討:都市計画法と化審法の連携に関するケーススタディ |