開催趣旨と開催方式

「リスクとともに暮らす時代のリスク学のあり方を考える」

2020年に入り新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受けて、リスクをめぐる問題がこれまで以上に人々の身近な存在として語られるようになりました。本学会では、以前からリスクガバナンスや不確実な状況における意思決定のあり方、複合リスク、システミックリスクの扱いなど、今回の問題に関わる課題を扱ってきていますが、本学会が設立された1989年以降に初めてパンデミックの問題が現実のものとなり、リスクの捉え方もこれまでとは異なる側面から扱う必要が出てきているかもしれません。

2020年度の年次大会は当初、大阪大学で開催する予定にしていましたが、今回の新型ウィルス感染の問題を受けて、今回はオンラインベースで行う予定です。理事会が中心となって企画運営を進めていくこととしていますが、できるだけ現地開催の大会に近い形で各セッションやシンポジウムを開きたいと考えています。

交通費がかからないロケーションフリーという利点を生かして、是非積極的なご参加をお願いいたします。