会員各位
2025年度第1回リスクマネジャ公開セミナー「PRTRデータを用いた環境管理の展開~上下水道部門との連携の視点から」を以下の通り開催します。
本セミナーは、リスク学の基本的な考え方と現状について講演し、その今後について、リスク学会関係者と一般市民との対話を通じて共に考える連続講座です。
●日時:2025年8月9日(土)14:00~17:00(開場13:30)
●場所:大阪大学中之島センター セミナー室6E
オンラインは中継のみとなります。
●参加:締切2025年8月6日(水)
参加を希望される方は以下のフォームまたはチラシ上のQRコードでご登録ください。(参加費無料)
参加登録フォーム
資料の共有や接続先のご案内を別途メールで行います。
●内容
(1)趣旨説明:本セミナーの趣旨と進め方について(5分)
(2)話題1「下水道事業との連携に向けたPRTRデータの活用事例」 中久保 豊彦 大阪大学 (90分)
事業者が対象となる化学物質管理制度の一つである、化学物質管理促進法は制定から20年が経ちました。法に基づき届け出られた環境中への化学物質の排出量は、公開されるとともに、様々な環境管理に役立てられています。本講演では、化学物質管理促進法の重要な柱であるPRTRの基礎や自主管理の重要性、PRTRデータを活用した下水道事業との連携に関して説明します。
※ なかくぼ・とよひこ 大阪大学 環境エネルギー工学専攻環境マネジメント学領域准教授、大阪大学大学院修了。博士 (工学)。専門は循環型社会システム、環境負荷、リスク評価管理。
(3) 話題2「水道事業との連携に向けたPRTRデータの活用事例」 北本靖子 大阪大学 (90分)
南海東南海地震のリスクが懸念される中、水道事業でも大阪湾における地震・津波対策等の重要性が増しています。その一方で、水源からの化学物質流出も比較的高頻度で発生し、水道水質へ影響する場合があります。 本講演では、近畿地方の大切な水源である淀川の最下流から取水する浄水場を対象とした、水道事業における突発的な化学物質流出の影響を評価したケース、特に水源水質事故時を想定したリスクマトリックスの作成事例について、話題提供します。
※ きたもと・やすこ 大阪市水道局 水質管理研究センター 課⾧代理、大阪大学招へい研究員、大阪大学大学院修了。博士 (工学)。専門は水道水質管理。
●連絡先
一般社団法人日本リスクマネジャネットワーク
担当理事 刑部(ぎょうぶ)・西村
e-mail:jrmn.comu@jrmn.sakura.ne.jp (ホームページ https://jrmn.net/)